ボキャ恵名作集<28>
名作No.541 第88回・平均3.167点獲得 | |
飛び出せ秘密道具 ミュートラル (神奈川・フリー) |
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(コント・寿司屋) |
ドラ | へい、お待ち! |
ノビ | …………あの、大将? |
ドラ | ん? |
ノビ | このネタ……大丈夫なの? |
ドラ | 何がですか? |
ノビ | いや、何かウニとかすごい変色してるし、この…これはホタテ?
水みたいなの出てるんだけど…。 もしかして、古いネタとか使ってるんじゃないの? |
ドラ | ハハハ、そんな訳無いじゃないですか。寿司はネタの鮮度が命ですからね。 |
ノビ | うーん、そうだけど…。じゃ、やっぱりそこはこだわってるの? |
ドラ | そりゃもう。すべて食材は月イチで仕入れてまして、 (築地で) その解凍にはレンジ使っています。 (その貝とウニは連日買っています。) |
ノビ | 冷凍もんじゃねえか! |
名作No.542 第88回・平均2.727点獲得 | |
☆ 探し求めし黄金郷 エルドラド (東京・オフィスエーゲの青い海) |
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村田 | おはよう。 |
飯田 | おはよう。・・・って恵、どうしたのよ!? |
村田 | えっ、何が? |
飯田 | 何がじゃないわよ!目も腫れぼったいし、顔中、青アザだらけじゃない!何があったのよ? |
村田 | ・・・ |
飯田 | どうしたの? |
村田 | ・・・彼氏と別れたの。 |
飯田 | ははぁん、そういう事か。まぁあんた達最初から喧嘩が絶えないカップルだったから、 最後も派手にやっちゃったわけね。 |
村田 | 聞いてよ、先輩。昨日、夜勤代わってもらったじゃないですか。 彼氏にそれ言わないで、驚かそうと思って家帰ってみたら知らない女が裸で寝てたんですよ! |
飯田 | その後、修羅場になっちゃったわけね。 |
村田 | それで私が『この女、誰よ!?』って問い詰めたら、 彼が逆ギレして、『お前こそ誰だよ、勝手に人の部屋入んじゃねえよ』ってパンって平手打ちされたの。 |
飯田 | アンタのカレ、最悪だね。 |
村田 | その後も、ずーっと私の顔を殴ってきたから、私も頭にきちゃって、 『もうアンタなんか知らないわ!アンタなんか死んじゃえ!』って 薙刀(なぎなた)で斬りつけてやったわ (泣きながらけりつけてやったわ) |
飯田 | それ、やりすぎ。 |
名作No.543 第88回・平均2.636点獲得 | |
ロハスとか関係なしに気ままな生活 晴耕雨読 (埼玉・鋳☆スタジオ) |
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雨読 | なあ…いいだろ、あずみ? 今日ぐらいナマでヤらせてくれたってさ。 お前だって今日は安全日だって言ってたじゃん。 ――なに、「あなたには奥さんが…」って?いいんだよ、あいつは… |
―― | 〔ガチャッ!〕 |
雨読 | !? |
晴耕 | 〔バーン!〕――話は聞かせてもらったわ。 |
雨読 | セ、セイコ!? なんでここがわかった!? |
晴耕 | あなた…その女はなんなの? 私というものがありながら、ずいぶんなご関係じゃない。 それとも、別れるための既成事実でも作るつもり?――冗談じゃないわ! |
雨読 | い、いや、これは…その…… |
晴耕 | コンドームをちゃんとしなさい! (問答無用、覚悟しなさい!) |
雨読 | つければOKなの!? |
名作No.544 第88回・平均3.000点獲得 | |
究極の反則技 凶器攻撃 (兵庫・フリー) |
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攻撃 | 昨日、ついに結衣ちゃんに屋上で告白した次第でございます。 |
凶器 | いや、何でわざわざ屋上で告ってんだよ。 |
攻撃 | いざとなったら「付き合ってくれなきゃ飛び降りちゃうぞ!」って言えるだろ。 |
凶器 | 汚いなぁクズ。で、どうだったのさ? |
攻撃 | 結果は…まぁ、ダメだったよ。 |
凶器 | そりゃそうだろうな。お前クズだもの。 |
攻撃 | 胸が痛いね。ズキズキと。 |
凶器 | しょうがないさ。急には忘れられんだろ。 |
攻撃 | そりゃ忘れらんないよ。 故意に落ちた時メキッていったもんな。 (恋に落ちたトキメキっていったもんは。) |
凶器 | 本当に飛び降りたのお前?! |
名作No.545 第88回・平均2.917点獲得 | |
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 永世名人(三世) なまず体操 (東京・フリー) |
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吉川 | はぁーあ…。 |
魚住 | どうしたんだよ、吉川。ため息なんかついちゃって。 |
吉川 | あ、魚住くん。 実は僕の彼女がこないだ国家試験受けたんだけど、落ちちゃったみたいなんだよね…。 |
魚住 | そうか…。受けるって言ってたけど、あれ落ちたのか。ショックだったな。 |
吉川 | それでなんとか彼女を励まそうとしたんだけど、全然うまくいかなくって。 「今回は残念だったね…。でも、キミはすごく頑張ってたから、きっと最後は神様が微笑んでくれるよ。 そう、あのトーマス・エジソンだって」って言ったら、 彼女すぐに「何回実験してもダメだったのに、最後は成功したって言うんでしょ? でもダメ。私は自分が信じられないの。 お父さんもお母さんもガッカリしてたし、もうやめたら?って言われた」だって…。 |
魚住 | そうなのか…。家族にまで否定されて、相当ダメージ受けてたんだな、彼女。 |
吉川 | それでもめげずに、僕が 「誰になんと言われても、気にすることないよ。僕はキミを信じてるし、それに、あのガリレオ・ガリレイだって」 って言ったら、彼女すぐに 「地動説を主張したら迫害されたけど、結局はガリレオの言ったことが正しかったって言うんでしょ? でも私にはそんな才能ないし…トモ君、ごめん。今はあなたと話したくないの。一人にさせて」 だって…。 |
魚住 | ……。 |
吉川 | まいったよ。せっかく頑張って励まそうとしているのに、彼女に オチ読まれちゃって (落ち込まれちゃって) |
魚住 | そっちにショックを受けてたのかよ!!! |
名作No.546 第88回・平均2.500点獲得 | |
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 永世名人(四世) 黄金コンビ (三重・フリー) |
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正黄 | あのすみません、家を探しに来たんですが・・・ |
金森 | どうもありがとうございます。で、どういった感じの家をご希望ですか? |
正黄 | そうですね。やっぱりこう、安くて部屋の数もなるべく多い家がいいですね。 |
金森 | なるほど、ではこちらなんかいかがですか。 家賃12万で部屋のほうも洋室2つに和室3つ、合計5つも付いております。 |
正黄 | おっ、いいですね。いや実はウチ、父、母、僕、弟2人の5人家族なんですよ。 |
金森 | おお、じゃあちょうどいいじゃないですか。1人1部屋ずつお使いになれますよ。 いや実を言うと、私も同じく5人家族なんです。 だからもし私がお客の立場でも、この5部屋の家はうってつけになるという訳ですよ。 |
正黄 | へェ〜・・・。ま、とにかくこれで家賃と部屋の数は問題なしと・・・。 あとですね、今住んでる家の部屋なんですが、耐久性は悪いですし、狭いから住みづらくて仕方がないんですよ。 |
金森 | ほう・・・ |
正黄 | この12万の家の5部屋はどうですか? |
金森 | ご安心下さい。全然大丈夫です。 |
正黄 | ホントですか!? |
金森 | はい。幽霊の憑きやすさだって保証しますよ。 異常にキモイです。 (耐久性と、住みやすさだって保証しますよ。非常に広いです。) 洋室2つに和室3つ、 どの部屋も本当にすぐ出てきますので。 (どの部屋も本当に優れていますので。) |
正黄 | あんたら5人がここに住めよ!! |
名作No.547 第88回・平均2.545点獲得 | |
☆☆ きゃきゃってこいやー!! Hurdle Race 1373 (東京・Starbow Records?) |
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皆実 | なあ一条、今度のボキャ恵でやるネタをちょっと作ってみたんだけど。 |
一条 | え、お前が? |
皆実 | うん。初めて作ったからよく分かんないけど、一緒に台本読んでくれないか? 設定は『医者と患者』だ。 俺が患者で、お前が医者の役やってくれ。 |
一条 | わかった。 |
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患者 | コンコン、失礼します。 |
医者 | 今日はどうなさいましたか? |
患者 | はい、ちょっと悩みがありまして... |
医者 | 悩み?一体どんな悩みなんです? |
患者 | 実は私、タイ人恐怖症(対人恐怖症)なんです |
医者 | どんな病気だよ!! |
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皆実 | っていうネタなんだけど、どう? |
一条 | 悪いけど...こんなんじゃ出せないよ。 |
皆実 | マジかよ... |
一条 | だいたい何だよタイ人恐怖症って!ベタ過ぎて工夫もないぞ? |
皆実 | えっ、ベトナムの方が良かった? |
一条 | そうじゃねーよ! あのな、前にもGET-Cさんが言ってたように、ボキャブラって言うのはただ似ている単語を持ってくるだけじゃ 通用しないんだよ。 もしこのネタを通したかったら、もっとコント部分を練らないとダメ。 これじゃ単なるダジャレの域を脱してないぞ? |
皆実 | そうか... |
一条 | だからこのネタは使えない。 |
皆実 | 東南アジアはダメか... (そうなんだ、じゃあダメか...) |
一条 | だからそう言う事じゃねーよ!! |
名作No.548 第89回・平均2.588点獲得 | |
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 永世名人(四世) 黄金コンビ (三重・フリー) |
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正黄 | おい金森。お前昨日家で奥さんと焼肉をしたんだってな。 |
金森 | そうなんだよ。松坂牛の高いやつを買ってな、珍しくリッチな夕食にしたんだ。 いや最近どうも体の調子が悪くてな、不安続きの毎日を送ってたんだが、 ここらで気分を変えようと焼肉にしたんだよ。 |
正黄 | どうも体の調子が悪いか・・・。そういうのはちゃんと診てもらった方がいいと思うぞ。 |
金森 | で、2人で焼肉をしたわけだが、俺と妻とじゃ焼き加減の好みが正反対だったんだよ。 俺は少し生の方が好きで、妻はよく焼けてる方が好きだった。 |
正黄 | ほう。 |
金森 | 焼き始めて1、2分が経った頃、俺が一切れ取ろうとすると妻が「まだ焼けてないからダメよ。」と言ってきた。 「じゃあお前だけもう少し待ってから食えばいいだろ。肉が黒くなっちまう。」と言い返したら、 「そしたら私の食べる分が少なくなるじゃない。私が焼いてんだから私の言う通りにしてよ。」と言ってきたんだ。 |
正黄 | おう、奥さん食う気満々だぁ。 |
金森 | それからさらに1、2分が経った。そろそろいいだろうと再び肉を取ろうとしたその時、妻が俺に 「あなたはガンよ!知らないの!?」と言ってきてな。 俺はもう食えなかったわ・・・。 これでも、妻にやられた。実は大ウソだったよ。 (「あなた!我慢をしなさいよ!」と言ってきてな。 俺はもう食いたかったが、 それでも妻に任せた。肉は超黒かったよ。) |
正黄 | 何て間抜けなんだお前!! |
名作No.549 第89回・平均2.647点獲得 | |
お呼びでない語り部 上川岳 (北海道・スクーデリアファニー) |
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上川 | 大日本昔話「三年寝太郎」 昔々、あるところに・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・はっ! 寝てたし 寝てたし (めでたし めでたし) ・・・ダメだこりゃ・・・ |
名作No.550 第89回・平均2.500点獲得 | |
戦闘のRマゲドン バトルロワイR (宮城・藍殿バロワゾーン) |
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? | これか! 俺様の憎悪の的、1800年前につくられたという煙突は! さっそく粉々にして1800年の歴史に終止符を打ってくれる! |
R | 貴様、何者じゃ。ここは普通の人間が来るはずもない深い森の奥。 |
? | む。この煙突の守護者か。 |
R | そうじゃ。1800年ものあいだ代々、この煙突のついた聖堂を護るバイトをしている一族の者じゃ。 |
? | あ、バイトなんだ。まぁ、そんなことはどうでも良い。俺様が何者か教えてやろう。 俺様はこの聖堂の煙突を掃除する一族の者だ! |
R | なんと!? ならば何故にこの聖堂の破壊を企む。貴様の仕事はこの聖堂の煙突を掃除する役割だろう。 |
? | あぁ、そうだ。俺様も幼い時からその宿命に従って生きてきた。 しかし、それはもうウンザリだ。その煙突があるから俺様はくだらない宿命に従わなければならない。 それならば、その煙突を爆砕してくれる! なーに、安心しな。聖堂の煙突の部分だけを粉々にぶっ壊すだけだ。 |
R | |
やめるのじゃ! その煙突は聖堂に我らの神を降臨させる立派な神の入口! それが無くては我らの神は降りられない! よって聖堂の存在価値も無くなる! ワシの一族のバイトも無くなるのじゃ! |
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? | 黙れ! お前らが誰に雇われてバイトしてるのかは知らんが、俺様は一族の宿命に終止符を打つ! |
R | 愚かな奴め! 貴様には我らの神に対する信仰心は無いのか! 我らの神が降臨するための煙突を掃除するという責務を誇りには思わないのか! |
? | 知るか!俺様は自由を勝ち取り、そして子孫に自由をくれてやるのだ! |
R | 我らの神が降りられないとなると、その加護下にいる民すべてが苦しむことになるぞ! 1800年もの間、正しき道へ導いてくださった我らの神を裏切ってはならぬ! 煙突を攻撃するのはやめろ! |
? | 何と言われようが破壊する! ハァァァァァァァァァァァァァァァァァ…… |
R | やめろ! やめるのじゃ! |
? | …………ジャンピングキック! |
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(ガシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン) |
R | あぁ、時給1800円の天職が…… (築1800年の煙突が……) |
? | お前ただの金目当てだろ! |
名作No.551 第89回・平均2.647点獲得 | |
イミテーションモラリスト ABSOLUTE (千葉・浅本商会) |
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「ビデオ featuring 田中ツネアキ」 |
田中 | どうしたん、浅本さん。急に視聴覚室に呼び出して。 |
浅本 | いやさ、すごい裏ビデオ見つけたのよ。熟女モノだけどさ。 |
田中 | えー、浅本さんロリコンじゃ・・・。 |
浅本 | いやいや、俺でもこれはやばいと思ったのよね。是非ツネにも見てほしいかなと思って。 |
田中 | へえ・・・じゃあ見てみましょうか。 |
浅本 | おうよ。 |
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(再生) |
田中 | ・・・。 |
浅本 | ・・・。 |
田中 | ・・・。 |
浅本 | ・・・。 |
田中 | ・・・。 |
浅本 | ・・・。 |
田中 | これオカン・・・。 (これアカン・・・。) |
浅本 | えっ!? |
名作No.552 第89回・平均2.563点獲得 | |
愛に飢えた傷だらけのバラード それはきっと天津飯が長く勤まらない理由 (東京・Starbow Records?) |
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(コント『喫茶マリリンモンロー』) |
枝折 | あはぁん うふぅん あはぁ〜ん (カラン コロン カラン) |
大西 | そんな扉あるか!! |
名作No.553 第89回・平均2.668点獲得 | |
☆☆☆ 永久新人宣言 蝶戦車 (福井・フリー) |
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森下 | いやぁ〜、春ですなぁ〜! |
南城 | 今日はいい天気で良かったな。 |
森下 | そうだな、せっかくの登山だから、雨降りはご免だよな。 |
南城 | ん?森下、何か聞こえないか? |
森下 | え?…ハハ、これは野鳥の鳴き声だよ。 |
南城 | ビックリした〜、あんまり聞き慣れない鳴き声だと思ってさ。 |
森下 | いや、結構いるんだなこれが。 ウチの近くにも、春になったら変な鳴き声の鳥が巣を作ったりするしな。 |
南城 | へぇ、そうなんだ。 「ケケケケーッ!」って鳴くのもいるんだな。 |
森下 | 鹿の鳴き声も、聞き慣れない人は驚くからな。 女性の悲鳴の声に聞こえるから、夜中に聞こえると一瞬ビックリするぜ。 |
南城 | 田舎ならではという感じだな。 |
森下 | お、あそこ。テント張ってあるぞ。 |
南城 | 昨日の晩は天気良かったから、星の観察でもしてたのかな? |
森下 | あぁ、こと座流星群とか、今年は当たり年らしいからな。 |
南城 | こんにちは。 |
川道 | あぁ、どうも。 |
森下 | ん?何かあったんですか? |
川道 | いや、一緒に来ていた奴が、今朝になっても姿が見えなくて…。 |
南城 | 昨晩までは一緒だったんですか? |
川道 | えぇ。流星群を見ようと思って。 |
森下 | で、その彼は昨晩どうされてたんですか? |
川道 | えっと…、山菜とかと一緒に持ってきた弁当で晩御飯を食べた後…、 キノコを食べて、奇声放っていて、ニヤけてたのは憶えてます。 (昨日ここら辺で、「綺麗だな」って言って見上げてた) |
森下 | さっきの声!? |
名作No.554 第89回・平均2.938点獲得 | |
実力拮抗の大乱戦 サバイバルゲーム (大阪・フリー) |
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(大昔、日本の農村にて―) |
矢島 | 私の名は風神、ここ日本に渡来してきた鬼である。 だが困った事に相棒の雷神が風土病に掛かってしまったようだ・・。 食料も底を付き、これ以上農村の山奥に留まることは、もはや限界。一体どうすれば・・。 |
小林 | ふう〜今日も畑仕事が終わったぞ!さぁ〜て空も薄暗くなってきたし、家に帰って晩酌でもするかなっと! |
矢島 | (スタッ)村民よ、お願いが有る。そなたが持つ野菜を幾ばくか分けては貰えぬか? 素直に応じれば危害は加えん、頼む。 |
小林 | あれ?今、大木の上から飛び降りなかったか?!え〜い、そんな事はどうでもイイ! アンタこんな田舎で何してんだよ! |
矢島 | ・・聞こえぬか?ならば補足しもう一度言う。相棒がそこの木の上で病に苦しんでいる。 お前が持っている野菜が必要なのだ、頼む。 |
小林 | (そう言えば西の都で噂になっていたな・・? 何やらどデカイ鬼達が目撃され、若い娘達が悲鳴をあげていたと。 最近はすっかり聞かなくなったが、まさかこの村に潜伏し始めたのか!) おい大鬼!お前にやる食料は無いぞ!!とっとと村から出て行け!! |
矢島 | ・・ならば仕方ないな。手荒な真似はしたくないが・・、フン!! |
小林 | うわっ!突然風が吹き荒れて・・。なんだか体が浮い・・、ひぃ〜!!わ、分かったよ! 食料も丸薬もやるから勘弁してくれ!!何ならこの衣類も持っていけよ!!それより早く地上に降ろして・・。 |
矢島 | すまない。有難く頂戴するとしよう。 |
小林 | はぁはぁ・・。ところでアンタ達何者だ・・?西の都でも噂になってたんだよ! 青と赤の大鬼達が産まれたままの姿で、夜な夜な出没していたと!! |
矢島 | 失敬な奴だな、我々にも名は有る。都ではこう言われてきたのだ。 フルチン渡来人と。 (風神と雷神と。) |
小林 | ただの露出狂じゃねぇか!! |
名作No.555 第89回・平均3.250点獲得 | |
☆☆ きゃきゃってこいやー!! Hurdle Race 1373 (東京・Starbow Records?) |
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(コント:一発芸) |
皆実 | さあ続いての挑戦者をご紹介しましょう! 東京都世田谷区からお越しの一条さんです! |
一条 | どうもこんばんは〜 |
皆実 | さあ一条さん、今夜はどのような芸を披露してくれるんてしょうか? |
一条 | はい。 今日お見せするのは、歌って踊りながら有名人の絵を描くと言う芸です。 |
皆実 | 歌って踊りながら有名人の絵を...ですか!? |
一条 | はいっ! |
皆実 | さあ...何だかムリヤリ感がプンプンしますけれども(苦笑) 早速やってもらいましょうか? |
一条 | よろしくお願いします。 |
皆実 | それでは歌って踊って描いてもらいましょう! 曲はSMAPでSHAKEです、どうぞ! |
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(♪〜) |
一条 | 今日会わない?って 君の電話 ボクも今そう思っていた テレパシーみたいでうれしい〜♪ |
皆実 | お、早速軽やかなステップで踊り始めています! そして歌いながらもペンがスラスラと動いている! |
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(中略) |
一条 | Oh〜!ガムを踏んづけても♪ |
皆実 | これまた木村拓哉も顔負けの歌声! そしてペンもスラスラと動いているぞ!? |
一条 | Oh〜!今日は怒らない イライラしない〜Yeah♪ |
皆実 | なんという神業でしょうか!! |
一条 | シェイク シェイク ブギーな胸騒ぎ チョベリベリ最高ヒッピハッピシェイク♪ |
皆実 | さあ誰の絵が出来上がるのか!? |
一条 | ヘイヘイ嫌な顔しない キミと会えるから〜♪ |
皆実 | どうやら絵が出来上がったようです! |
一条 | 芦田愛菜描ける〜や〜♪ (明日からハレル〜ヤ〜♪) |
皆実 | 怖えええよ!!! |
名作No.556 第90回・平均2.714点獲得 | |
実力拮抗の大乱戦 サバイバルゲーム (大阪・フリー) |
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矢島 | なぁ、小林。うちのジェニーの事覚えているかな?前に会ってから大分経っているけども。 |
小林 | ああ。お前が家の中で飼っているメスの猫ちゃんだろ。目がクリッとしてる所がまた可愛いんだよな〜。 覚えているけど、どうかしたのか? |
矢島 | 実は数日前からお隣のおばあちゃんが猫を飼い始めてさ。ジェニーとの間でちょっとしたトラブルがあったんだよ。 |
小林 | えっ本当かよ!一体何があったんだよ? |
矢島 | その猫はオスでかなり気性が荒くてさ、気に入らない事があるとすぐ大きな声で鳴くんだよ。 しかも塀をよじ登って、すぐウチの敷地に入ってきちゃうんだ。 |
小林 | ええ〜、酷いなそれ。 |
矢島 | 暫くして室内にいるジェニーに気付いたみたいで、そしたら今度は窓をガリガリしながら一層大きな声で鳴くんだよ。 どうも彼女を気に入ったらしく、なかなか自分の家に帰らないんだよ。 |
小林 | キツイな〜、最悪じゃん。 |
矢島 | 仕方ないから家の周りに猫よけペットボトルを大量に設置したんだ。 けど次の日の夜、仕事から帰ってくると全て無くなっていたんだよ。 どうやらおばあちゃんがゴミと勘違いしたみたいで、逆にものすごい剣幕で怒られちゃってさ。 |
小林 | うわ〜・・。 |
矢島 | もうペットボトルは置けないから、オス猫が夜でもウチの庭に来始めてさ。 最初はジェニーも無視していたけど、2日目からは気になって外を眺めだしちゃうし、 3日目には窓越で見つめ合っちゃってさ。僕がずっと宅内で可愛がってきた愛猫が近いうちに触れられたり、 下手をするとキスなんてされたら・・って考えたらワケが分からなくなってきて・・。 それで寝不足でフラフラの頭をフル回転させ、ある決断をしたんだよ。 |
小林 | いや〜、毎晩そんな感じだったらノイローゼになるよなぁ。で、結局どうなったんだ? |
矢島 | 最終的には4日目から 放し飼いをして、もう交尾しちゃったよ。 (話し合いをして、猛抗議しちゃったよ。) |
小林 | 展開ぶっ飛び過ぎだよ!! |
名作No.557 第90回・平均2.600点獲得 | |
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 永世名人(三世) なまず体操 (東京・フリー) |
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(悪の帝国に捕らえられた姫君と、それを助けに来た勇敢な青年騎士) |
吉川 | なま子姫!! |
魚住 | なまぞうさん!! わたくし…信じておりましたわ。必ずや、あなたが助けにきて下さると。 |
吉川 | さぁ、急がないと帝国の追っ手が来ます。 こんな場所、一刻も早く脱出しましょう。 (縛られた姫に近づく) それにしても、帝国の連中め。よくも姫様を酷い目に…! こんなロウソク灯りだけの薄暗い地下牢で、 お召し物もはだけてるし、木の板にロープで縛り付けて こんなに手足を大きく広げさせるなんて…!! |
魚住 | なまぞうさん…? |
吉川 | 姫様…なんとも いやらしいお姿に (なんと おいたわしいお姿に) |
魚住 | いいから早く助けてよ!! |
名作No.558 第90回・平均3.000点獲得 | |
ロハスとか関係なしに気ままな生活 晴耕雨読 (埼玉・鋳☆スタジオ) |
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(心電図) | 〔ピッ…、ピッ…、ピッ…〕 |
雨読 | 先生……夫は、夫は大丈夫なんですか!? |
晴耕 | ご安心ください奥さん。現在、ご主人の容体は安定しています。 |
雨読 | ああ…、良かった……。 さっき「診察中に倒れた」という電話がかかってきたときにはもう気が動転して…。 そもそも仕事へ行ったはずの夫が受診に来ているということ自体、寝耳に水でしたから…。 |
晴耕 | 奥さんはご主人が相当根を詰めておられたことをご存じでなかったと…? |
雨読 | ええ、全く…家ではそんな素振りは見せていませんでしたから。 それが、こんな無理をしていたなんて…。 |
晴耕 | では、どうしてご主人がそこまで仕事に必死になっていたか、 よろしければ話してはもらえませんかな? |
雨読 | はい…。 夫は唯一の趣味が女遊びという人で、仕事のストレスは全部女で発散、 いつも朝起きるたびに違う香水のニオイがする服が脱ぎ散らかしてあるような、そんな毎日でした。 特に職場を異動してから上司とそりが合わないようで、それとともに女性関係も次第にただれていっているようでした。 |
晴耕 | ふむ…。 |
雨読 | それである時、私も夫への当てつけとして違う男に走ってみたんです。 でもそしたら、その男に騙されて財産をそっくり持っていかれた上、借金まで作ってしまって……。 |
晴耕 | なんと…! |
雨読 | もう終わりだ…と、そう思いました。でも、いよいよ私が自暴自棄になりかけた時、夫が 「ごめん、今まで俺が悪かった。もうつらい思いはさせないから」って言ってくれたんです。 その後夫は一切の女性関係を断って、人が変わったように全精力を仕事に注ぐようになりました。 それで借金完済の目途もつき、これで私たちは大丈夫、きっとやり直せると、そう思った矢先に……。 |
晴耕 | ほお…なるほど……。 しかしご主人が自ら来てくださってよかったですよ。もう少し遅かったら危なかったかもしれません。 |
雨読 | そ、そんなに危険だったんですか? |
晴耕 | ええ。ここへ来た時、ご主人はチンチンもろに垂直状態でした。 (心身ともに衰弱状態) |
雨読 | 疲れマラ!? |
名作No.559 第90回・平均2.500点獲得 | |
愛に飢えた傷だらけのバラード それはきっと天津飯が長く勤まらない理由 (東京・Starbow Records?) |
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(コント:某アイドルのライブ) |
大西 | みんなアンコールありがとー!! 皆さんのアンコールにお応えして、もう1曲だけやっちゃいまーす!! |
枝折 | いや〜、ついにここまで来ちゃったね! |
大西 | そうだね。 今年も皆さんの後押しのお陰で、無事全国ドームツアーを終えることができましたー!! |
枝折 | (ギュルルルル...) (・・・あれ、なんだか急にお腹の調子が・・・。あ、さっき楽屋でジュースがぶ飲みしたのが悪かったのかな。 イタタタタッ・・・) |
大西 | 今年も色んなことがありましたねー。メンバーの卒業やスキャンd... |
枝折 | (あー頼むから手短にして大西・・・) |
大西 | それじゃあそろそろ歌に参りましょうか? |
枝折 | そうだね、ちゃっちゃと行きましょうか。 |
大西 | あ、そうそう忘れてた!! |
枝折 | (何!?このタイミングで!?) |
大西 | えー、わたくしごとではございますが。 実は本日、落語の寿限無を完璧マスターしてきちゃいました、拍手〜(パチパチパチ〜) 早速ですが、ここで披露したいと思います! |
枝折 | (ちょ、何考えてるの大西!) |
大西 | えー、じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ ぱいぽ ぱいぽ ぱいぽの やぶらこうじ・・・あれ、何か違うな |
枝折 | (あぁヤバい・・・もうお腹が我慢の限界だから早くして!) (ってか何なの今日のネタ?いつもより増して長いんだけど・・・!) |
大西 | じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじ ぶらたもり・・・やっぱり何か違う? あーもういいや、また今度披露しまーす!! |
枝折 | (じゃ最初からやんないでよもう!!) |
大西 | それでは、えー大分時間も押してしまいますのでこの辺で歌いたいと思います! それじゃあ聴いてください! 『ヘビーローテーション』 |
枝折 | (はぁ・・・やっと歌だ。これさえ乗り切れば・・・あーでももうダメ!我慢できないっ!!!!!!) |
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(イントロ〜♪) |
大西 | I want you〜♪ |
枝折 | I'mウンコ中〜 (I want you〜♪) (ブリブリブリブリブリ・・・) |
大西 | ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああ |
名作No.560 第90回・平均2.786点獲得 | |
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 永世名人(一世) イワトビペンギン (千葉・フリー) |
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稲葉 | えー、ボキャ恵ファンの皆さん、こんばんは。 レポーターの榊原です。 今日は、ボキャ恵で永世名人を獲得し、 特徴的な頭皮を生かしたキャラで、今も大活躍中の緋水優作さんに インタビューしてみたいと思います。 緋水さん、よろしくお願いします! |
緋水 | こちらこそ、よろしくお願いします。 |
稲葉 | さて、緋水さん、永世名人を獲得されて、 今もボキャ恵に出場を続けていらっしゃいますが、 ネタ作りはどのように行っていますか? |
緋水 | そうですね、基本的には私が考えることが多いですね。 ネタ帳に気が付いたことを書いたりして、それをまとめています。 あとは、稲葉君と相談したり、やってみたりして変えてみたりしています。 |
稲葉 | なるほど。緋水さんは、ボキャ恵で永世名人を獲得され、 ボキャブラのプロフェッショナルだと思うのですが、 ネタ作りで気を付けていることはありますか? |
緋水 | いえいえ!全然プロフェッショナルじゃないですよ! 常に勉強中ですし、大先輩も出演されているので、 いつも参考にさせていただいてます。 気を付けていることは、やはり「わかりやすいネタ」を心掛けることですね。 あとは、前フリでも笑いを取っていきたいと思っています。 |
稲葉 | なるほど、なるほど。緋水さん、流石ですね! |
緋水 | とんでもないです!恐縮です! |
稲葉 | 実はここで、サプライズがありまして、 緋水さんには内緒で、相方の稲葉さんに協力していただいて、 デビュー当時のネタ帳をここで、視聴者の皆様にお見せしたいと思います。 ぜひ、若手の皆さんも参考にしてほしいと思いまして・・・。 |
緋水 | えっ・・・!?えっ・・・!? |
稲葉 | えー、最初の方のページから、こう書かれていますね。 『俺は世界中の人々を笑顔にするためにここに立っているんだ!』 『俺は笑われたくない!笑わせたいんだ!』 『髪の毛の数だけ夢がある!』 『頭皮が光ってるんじゃない!俺自身が輝いているんだ!』 『俺の邪気眼で、お客さんの腹筋を笑いで爆発させてやる。』 『笑いのレボリューションを起こすのが、俺のディステニー。』・・・などなど。 |
緋水 | あっ・・・、はい。 |
稲葉 | さすが緋水さんですね、これぞ、プロフェッショナルですよ。 |
緋水 | ええ・・・まあ・・・。 |
稲葉 | 黒歴史がヤバいですね。 (プロ意識が高いですね。) |
緋水 | うるさいです。早く燃やしてください。 |
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