Hurdle Race 1373 名作選
一条 ねえお父さん、この小林一茶って人は俳句で有名な人なの?
皆実 お、たかしは歴史の勉強をしているのか。偉いな
一条 エヘヘ
皆実 じゃあお前に小林一茶の有名な俳句の誕生秘話を教えてやろう!
一条 お父さん物知りなんだね!
皆実 まあな(笑)


皆実 それは一茶が54歳の時。
彼の息子である千太郎が突然病に倒れたんだ。
一条 うんうん
皆実 一茶は愛する息子をおぶって夜道をひたすら走り回った。
でもこの時間に診てもらえる医者などありはしなかった...
一条 千太郎死んじゃうじゃん!
皆実 一茶も相当疲れ果ててね、散々歩き回った挙句、ついにナポリまで来てしまったんだよ。
一条 え......ナポリ?
皆実 歩き疲れてしまったのか、方向感覚までおかしくなっちゃったんだろうな。
一条 いやいやいや、いつの間に海の向こうまで行ってんだよ!!
ってかもう千太郎助からないんじゃないの?
皆実 いや、それでも一茶は諦めなかったよ。
痩せ細った蛙のようにゲッソリした千太郎のために、なけなしの金を使ってレストランに入ったんだ。
そろそろお腹もすいて来た頃だしな。
一条 いや、医者が優先だろうが。
何で悠長にイタ飯屋入ってんだよ!
皆実 そして熱々のマルゲリータを千太郎に食わせてやったんだ。
『おい千太郎、俺がついているだろ?大丈夫だ。これ食って元気だせ!』と言ってね。
一条 でもここイタリアだしなあ...
皆実 そこで一句。
やせ蛙 食べるかピッツァ? ここItaly
    (負けるな 一茶ここにあり)
一条 いとおかしいよ!!


(コント:大相撲)
一条 さあ、続いては高知県出身同士の対戦です。
栃煌山vs豊ノ島 !
皆実
(場内アナウンス)
東方、栃煌山。東前頭二枚目。
高知県安芸市出身、春日野部屋。
一条 そして、こちらが豊ノ島。
皆実 西方、豊ノ島。西前頭五枚目。
高知県宿毛市出身
...と見せかけては、
   (時津風部屋)
一条 違うんかい!!
それでは、エントリー作品をご覧ください